ピナクル山の会へようこそ!ピナクル山の会は、45歳位までの会員が中心のオールラウンドな登山を楽しむ福岡の山岳会です。ハイキング、岩、沢、雪山などのフィールドで共に楽しむ仲間を募集しています。
さて、山岳会が初めての方へ、ピナクル山の会の年間活動や行事やよくある質問ついて簡単に紹介します。山岳会は、登山学校でも登山ツアー団体でもなく、あくまで主体的に山に登る人たちの集まりです。ルールや行事は最小限として山を楽しんでいきたいものです。しかし、困難な山への挑戦や安全に登山を楽しむためには、登山技術を学び、助け合う仲間としての信頼関係を醸成していかねばなりません。そのために、我々は例会・会山行・技術講習会などの活動を重要視しています。

入会制限について

会で中心となっている山行形態や山の難易度を鑑みて、原則的に未経験の方やこれからスキルを学ぶ方の新規入会は、45歳までの方までとしています。ただし、経験やスキルがある方は、別途考慮致します。まずはお気軽にお問い合わせいただき、ご相談いただけると助かります。

例会


例会は、月1回、基本的に第3水曜日の夜に所定の会場で開催されます。例会では、過去1か月間の「山行報告」や各種連絡事項に加えて、登山技術に関する「座学」を行います。お互いの経験や知識を共有し、モチベーションや技術をアップデートできる場です。お互い顔を合わすことで様々なきっかけが生まれます。仕事や家庭などお忙しい時間ではありますが、重要な場なので必ず出席するよう心掛けてください。

会山行(清掃登山)

ピナクル山の会が所属する福岡県勤労者山岳連盟の行事として春と秋の年2回(5月、10月)、地域の山を清掃する活動を行っています。ピナクル山の会では、この清掃登山を、安全登山を祈願するとともに、会員が一同に集まり交流する場として重要視しています。清掃登山の日は、個人山行は原則禁止となります。

技術講習会(山行部山行)

山行部が年間スケジュールを組み毎月1、2回のペースで、登山技術を身につけるための技術講習会を実施しています。ハイキング、沢登り、アルパイン、雪山の基礎技術を、入門的な内容から段階的にステップアップできるよう年間のスケジュールたてて取り組んでいます。特に、ピナクル山の会では、沢登りに参加する条件として、第1回沢登り講習会を受講しておくことが必要条件となっていますので、沢登り希望者は機会を逃さないようにお気を付けください。
「自分には難しすぎるのでは?」「道具をすべて買いそろえるのは大変」などと心配される方もいらっしゃるかもしれません。講習会は基礎技術を学ぶことを主眼としており、周囲の経験者も注意深くサポートしています。道具は、ある程度は貸し借りの調整も可能です。講習会の年間スケジュールを見て、都合をつけて参加いただき、不明点があれば気軽に担当者に問い合わせください。経験ある方も積極的にご参加ください。

募集山行

会員が企画・募集する山行は、機関誌「道標」やメーリングリストでメンバーの募集がなされます。山行に興味はあるものの、技術・体力がついていけるかどうか最初は不安に感じる場合もあるかもしれません。そういった場合はリーダに気兼ねなく相談してみましょう。一定以上の経験や体力を有している人に限定する場合もあるでしょうし、初心者でも経験できるよう行程を調整したり、事前トレーニングしたりなどを調整してくれる場合もあります。
また、会ではリーダとして山行を企画できるための資格は設けていません。いずれ自分の登山経験に基づいて行きたい山の山行リーダにも挑戦してください。「リーダをやりたいけど不安」、と心配な方は、経験者や会にご相談ください。経験者がサブリーダとして同行し、パーティの安全を見守りつつ、リーダに適切なアドバイスを提供してくれるでしょう。

山行計画書

単独もしくはご友人やご家族と、山に登るときは必ず登山計画書を提出、または山行計画登録フォームで登録をしてください。ピナクル会員と登るときには基本的にリーダが作成、提出することになります。※様式や作成・提出方法は会員向けHPをご参照ください。下山後は21時までに留守宅当番へ下山の連絡(ショートメッセージや電話)で行ってください。下山連絡がない場合、会は遭難と判断し、捜索・救助に向けた動きをします。

山行中

リーダが指定する集合場所に向かい山行を楽しみましょう。途中、体調がすぐれなかったり、ペースが速かったりして、ついていくことがきついと感じる場合は迷わずリーダに申し出てください。迷惑をかけてはいけないと我慢することは禁物です。登山は一番遅い人に合わせて行動することが鉄則です。また、仲間として助け合うことは登山者として当然のことです。我慢して無理をするとパーティがより危険な状態に陥ることもありますので、遠慮なく申し出てください。

山行記録

山行が終わると記録担当者は「山行報告」を作成し、会報の「道標」に掲載します。会報は、山行で得た情報を共有し、そして会の活動を対外的に公開することを目的としています。

総会

毎年3月の最終日曜日にピナクル山の会の総会が開かれます。会の運営方針を決めていく重要な場となります。総会日は原則山行禁止となり、必ず出席をお願いします。

各種連絡

会からメールを介して会費徴収など案内を送ることがあります。ご自身に関係のある連絡に対しては、ご都合の有無にかかわらず、必ず返答をしていただきますようお願いします。会としては重要な連絡が届いていないのでは、と繰り返し確認の連絡することとなります。

退会

なんらかの理由で会の活動を続けていくことが厳しくなった場合、退会の意思を総務部までご連絡ください。また、毎年9月末に労山特別基金の支払い期限があります。このタイミングで理由なく支払いがなされていないと、会として退会扱いにせざるを得なくなります。くれぐれもお間違えの無いようお願いいたします。

他会との掛け持ち、会員外との山行について

ピナクル山の会では、他の山岳会や登山サークルと掛け持ちすることは禁止していません。ただし、それぞれ例会や会の行事などがあるので、両立できそうか十分に検討されてください。また、会員外との山行についても特に制限はありません。
いずれの場合でも、山行計画に対するメンバーの力量・意思疎通は十分なのか、万一遭難事故が起きた場合はどのように対応するのか、メンバー間でよく確認して実施してください。また、会員外と登山をされる場合でも、緊急時に対応できるようメンバーの連絡先も記載した登山計画書を会へ提出してください。


以上が、ピナクル山の会の説明です。詳細は「会のしおり」もご参照ください。私たちは山に登ることを主たる目的とし、自由に形式にとらわれない活動ができることを心掛けています。入会したものの山行参加のきっかけがつかみにくいと感じることがあれば、行事に参加していろいろな会員と顔見知りになってください。目標ややってみたいことがあるものの、具体的にどうステップアップしていけばよいのか疑問に感じた時は、山行部や総務部の人に相談してみてください。きっと、適切なアドバイスやメンバーのマッチングをしてくれると思います。ステップアップしつつ、安全に山をどんどん楽しみましょう。